祖父が亡くなって、あれから6年。
もはや夢の中でたまに会うことができるくらいです。
祖父のいとこが同じ笑い方をするくせがあるので、それを聞くと懐かしくなる。
あの感染症のシーズン外だったことはよかった
亡くなったのがあの感染症の全盛期の時じゃなくてよかったとは、家族・親戚一同誰もが思ったものです。
あれがもしあの頃だったら、まともに葬儀もできたもんじゃなかった。
結婚式は延期できますし、中止してもいいですけど、葬式はそうはいかない。
人が密接になること自体が、今よりも厳しく避けられた時代もあったものです。
あの感染症も変わりました。
最初期は、かかったことを周りに知られただけで、まるで村八分みたいにあんまりな扱いをされた例もあったものです。
それが今や…
おそらく、死ぬ病気じゃなくなったからでしょうね。
いま人に話しても、真顔で「そうですか、それは大変ですね」くらいにしか思われません。
どんなことにも最後には慣れてしまう怖さ。
とはいえ、会は縮小の方向
とはいえ、回忌の集いも後ろに行くほど、だんだん規模を小さくしていく方向です。これは多分一般的なことだと思いますが。
親戚を呼ぼうにも、あの感染症がまだすべて片付いたわけではない。
故人を思い出す大切なイベントなのに、「あれに行ったばっかりに!!!」なんて結果には間違ってもなりたくない。
祖父も、あの人柄なら「もっといっぱい人を呼べや」とは言わないでしょう。
七回忌も最小の規模で行いました。
参列者一同で行う般若心経の斉唱も簡略化されましたし、終わった後にお坊さんも「本来ならここでお話(お説法)などするものですが、まあこのご時世ですし、私の寺でもそういうのはやめておこうって方針になっているので、ここらへんで帰らせていただきますね」と言ってお帰りになりました。
時代の流れは速すぎる。悔いのない日々を送らないと…。
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